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海野和男のデジタル昆虫記

マイクロフォーサーズ用超広角レンズ

マイクロフォーサーズ用超広角レンズ
2014年07月17日

マイクロフォーサーズ用の超広角レンズにはM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6とLUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0がある。いずれも最短撮影距離は0.25mだ。これに加え,まもなくKOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 という単焦点レンズが発売されるという。コーワは高品質な工業用のレンズでは定評のあるメーカーである。
その試作品を使う機会があった。最短撮影距離0.2mというのが気に入った。画角106°でディストーション値が0.12%という高性能レンズだ。アルミ削り出しの鏡筒は、一昔前の高品位なレンズを思い起こさせる。ぼくが40年以上前に初めて購入した中判一眼レフは,コーワ製のプアマンズハッセルとも称されたKowa6だった。何とその時に購入した120mmマクロとも仕上げが似ているから懐かしい。このレンズの一番の特徴は、絞りリングがビデオ用の無段階とスチール用のクリックのあるものに切り替えることができることだ。
MFなので、この超広角ではさすがにピント合わせが難しいが、ぴたっとピントが合うと極めて高画質な絵になる。E−M10に付けて,絞り開放近くでアサギマダラを撮影してみた。ボケ味はとてもよい。
ところで、先週小諸でアサギマダラをかなり見た。最初は今年は発生が早いのかと思ったが,ほとんどが飛び古している感じだ。つまり、小諸周辺で今年の6月に産卵された卵から羽化したものではないということだ。今頃から卵を産んだ場合8月末にはチョウになると思うが、どこから来て何処へ行くのであろうか。
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