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海野和男のデジタル昆虫記

スジグロカバマダラの卵

スジグロカバマダラの卵
2014年09月23日

 スジグロカバマダラの卵である。
 来月はペナンのバタフライファームに出かける予定だ。目的の一つはチョウの卵を撮影することだ。来年リニュニューアルするバタフライファームの展示に使いたいと思っている。
 そうはいっても、1mぐらいの大きさに伸ばしたいので深度合成で画面いっぱいに撮影する必要がある、このような撮影は、はじめたばかりであるから、とりあえずは練習かたがた、卵の大きさに合わせて簡単、かつベストな撮影方法を確立する必要がある。
 伊丹市昆虫館(10月12日まで休館中)で飼育されているチョウの卵を撮らせて頂くことにした。感謝である。マレーシアにいるものと同種のチョウも飼われているので、いくつかトライしてみた。3日間うまく撮れなかったが、何とかだいたいOKのカットが撮れた(下)。上は2日目の卵で。まずまずだが完璧にはほど遠い。下の写真を撮るのに使ったレンズはOM用のzuiko38mmマクロ、ベローズ、電動微動装置、ストロボはFL-600-R、FL-300R2灯の3灯。産んでから4日経った卵なので、中で幼虫がある程度できているようだ。
 このような撮影をするにはまずブレが問題となる。先幕電子シャッターを使い、2秒のセルフタイマーを併用。さらにストロボを除き、全てを一体化した。それでもシャッターを押すとぶれる。リモコンが見つからず、最初はWifiを使ってスマホでシャッターを切った。これはたいへん優れた方法と思ったけれど、ピントの山が掴みにくい。iphon5Sだが、液晶はやはり、カメラ搭載のものの方が優れているのか、それともwifi転送時にカメラが画質を相当落としているかどちらかだ。
 それで、wifiはやめにして今までほとんど使わなかった背面液晶のタッチシャッターを用いた。普段三脚を使わないので、タッチシャッターは邪魔なだけと思い込んでいたが、軽く触れるだけでシャッターが切れるのは、素晴らしいことだと思った。
 夏に撮影したミドリヒョウモンの求愛の高速度動画をアップしました。

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