環境規制いっぽ前
国外廃棄物の輸入許可で審査基準制定へ ― 環境省が意見募集開始
2012年05月10日
規制の背景国外で生じた廃棄物の輸入については、輸入によって国内廃棄物の適正な処理に支障が生じないように、輸入される国外廃棄物が国内で適正に処理することができることを確認する観点から、廃棄物処理法により環境大臣の許可が必要とされている。また、2010年の法改正により、廃棄物の輸入許可の申請者について、国外廃棄物を自ら処分する者だけでなく他人に委託して処分を行う者も輸入許可対象となった。環境省は、廃棄物の輸入により国内の適正処理に支障をきたすことがないよう、審査基準を制定することとした。
ポイント
今回、環境省が制定を予定しているのは、「廃棄物の輸入の許可に係る審査基準等(通知)」だ。審査基準はまず、廃棄物の輸入許可の趣旨や範囲を確認している。その上で、輸入許可に関する法の規定への適合性の確認にあたっては、国外廃棄物が国内の処理設備や技術に照らして適正処理されることなどの事項の適否を審査して行うと定めている。申請者がその国外廃棄物を自ら又は他人に委託して適正処理できることなども要件となる。
また、輸入許可をする際の生活環境保全上必要な条件として、処理施設における単位時間当たりの受入量や処分量の制限や、一定面積以上の保管場所の確保、運搬経路や搬入時間帯の指定などをあげている。なお、国外廃棄物の委託基準については、自然災害により処理施設の稼働が困難となった場合などは、国外廃棄物の委託基準における「災害その他特別な事情」として認められるとしている。
このほかに、輸入許可の手続に必要な申請書と添付書類などに関する事項を定める。また、国内における法の遵守、許可を不要とする者、許可の対象とならない廃棄物、再委託の禁止などの留意事項を示している。
(提供/洛思社[環境部ドットコム])
参考リンク
廃棄物の輸入に係る環境大臣の許可について行政手続法に基づく審査基準等を制定することに関する意見募集について環境省
ニュース一覧
- 被災地におけるアスベスト対策で指針策定へ ― 厚労省が建築物の解体作業向けに2012年4月26日
- 汚水処理施策の方向性を提示 ― 環境など3省が共同で2012年4月19日
- ウズラやツキノワグマなどの捕獲禁止期間を延長 ― 鳥獣保護法施行規則を改正へ2012年4月12日
- ウラジロヒカゲツツジなどを国内希少野生動植物種に ― 環境省が種の保存法施行令改正へ2012年4月5日
- 電力ピーク対策など省エネ法に位置づけへ ― 改正法案を閣議決定、今国会での成立めざす2012年3月22日
- 環境報告書ガイドライン改訂へ ― 環境省が案を公表、意見募集中2012年3月15日
- 第4次環境基本計画案への意見を募集 ― 環境省、今月21日まで2012年3月8日
- 自動車タイヤによる騒音を規制すべき ― 中環審専門委が報告書案2012年3月1日
- 食品リサイクルの目標値を業種別に設定 ― 新たに告示制定、省令改正も2012年2月23日
- 化学物質による労働災害の減少を ― 有機溶剤・鉛関連規則など改正へ2012年2月16日
ヘルシーレシピ



